旅日記・・どこかに行きたいなぁ

旅行記をまとめています

ネパール日記・・アンナプルナを夢見て

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ネパール行きの安いチケットを探していた。色々な航空会社のホームページを検索した。一番安かったのが、中国南方航空。一人41100円のチケットが見つかった。関空ー広州ーカトマンドゥの往復チケットである。なんと二人で八万円ほどで行ける。

初めて見つけた時は、関空からその日のうちにカトマンドゥに飛べた。考えているうちに安いチケットが売り切れた。かなり人気のある路線のようである。結局、広州で一泊して、次の朝カトマンドゥに飛ぶチケットとなった。

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 この航空会社、乗り継ぎの際、無料のホテルを提供してくれる。航空会社のホームページで見つけた。取ったチケットが安いものなので心配になり、航空会社に電話して見た。値段に関係なくホテルを用意するという。広州の空港についたら乗り継ぎカウンターに出向くと案内するという。素晴らしいサービスである。

さらに色々調べてみると、その提供するホテルは四つ星クラスという。いつも三つ星以下のホテルに泊まっている私にとって、ありがたい話である。

 さて、チケットは取ったが、問題は私の体である。カトマンドゥはかなり空気が悪いという。大気汚染だけでなく、埃も多いという。肺を手術したばかりの私にとって耐えれるか・・それが一番の悩みである。

 出発まで一ヶ月以上ある。たくさん歩いて肺を鍛えることとしよう。まぁ、そんなに簡単に治るものではないと思うが、頑張ってみよう。かねてから見てみたいと思っていたヒマラヤの山々。楽しみがあると、気合が入る。

こんな形で決まったネパール旅行。
以下、現地で書いた日記である。

 

 

旅立ちの日

今朝は4時に起きた。
やっとというか・・
意外に早いというか・・
旅立ちの朝がやってきた。

ベトナムに続き、予行演習第二弾が始まる。

 ベトナムは私の体がどれくらい動けるかの旅。期間は短かったけど、結構中身の濃い旅行ができた。おかげで、少し自分の体力に自信ができた。

 今回はネパール。

世界一周並みの内容まで踏み込んでみるつもり。かなり動きます。そのため、荷物の量を減らしてみることに・・

 写真は昔の元気なころの荷物です。手前がカミさんのリュック。奥に見えるのが私のである。これだと、荷物を預けることなく、手荷物だけで飛行機にも乗れた。

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しかし、もう私の体は重いリュックを背負う力はない。せいぜい五キロくらいが限界かな・・そのためコロコロが必要。でも、それすら長く転がす体力があるかどうか・・

ベトナムの際は空港からホテルまで車の送迎をつけた。おかげで荷物の重さは気にならなかった。今回は荷物を持って、バスの移動もある。

さてどうなるか・・

 いろいろ不安があるが、夢の世界一周の旅を目指して・・頑張ろう。

カトマンズへ

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カトマンズに着いた。

病気になったので来れないだろうと諦めていた。滑走路に降り立った時、なぜか涙が出た。山が綺麗だ・・

 長年の夢がかなった。

 のんびりした空港から街中へ・・
一気に現実に戻った。
すごい渋滞・・
捲き上る土煙・・

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すぐにマスクをしたが、咳が止まらなくなった。ゼエゼエ呼吸が苦しい。呼吸器の病気もちには耐えられない街である。

ホテル・・・といっても、ゲストハウスだが・・街の中心部にある。

着いた後、市内を観光しようと思ったが、そんな余裕なし。simを買って、銀行から金を降ろすことしかできなかった。

そして、夜は咳がひどいだけでなく、喘息の発作まで起こした。呼吸が苦しく、眠ることができない。さらに、近くにジャズの店があるようで、夜中まで下手なラッパが鳴っていた。

今、ネパール時間で朝の四時。
もう眠れる状態ではない。

 夜が明けると、空気の綺麗なポカラに移動する。そして、今晩は山の上で泊まる。とにかく、この状態から脱出しなくては・・

アンナプルナの麓の宿にて

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アンナプルナの麓の村で朝をむかえています。カトマンズの喧騒とは打って変わって、静かです。静かというより、何もありません。

夜は星を見て、朝は山を見る。
そんな時間が過ぎて行きます。

当然、空気と美味しい。最高のご馳走です。お陰で体調も戻ってきました。なんとか山歩きが出来そう。

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追記・・

ヘロヘロになりながら、ポカラの街に到着。やっとホテルに着いたと思ったら、5階の部屋。エベレーターがありません。ゼエゼエ言いながら、部屋まで登りました。

やっと5階に着いたと思ったら、さらにもう一つ上。イギリス形式の階表示でした。エレベーターなしの6階の部屋なんて・・トレッキングよりきついです。

 

 ポカラの宿にて

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今、ネパール時間、朝の5時である。ポカラで朝を迎えている。足が筋肉痛で痛い。普段はほとんど動かない人間が山歩きするのだから当然である。

今朝は予定では近くの山に登って夜明けを見る予定であったがやめた。これ以上動いたら、日本に帰れなくなるかもしれない。かなり私の体力の限界で動いている。

手術した肺を酷使しているので、夜寝ているときは苦しい。何十回も目覚めてはまた眠るという繰り返しである。

昨日の夜は体力回復を願って、肉を食べた。体が疲れていても食欲だけは残っている。それにしても、ネパールでは何を食べても美味しい。いい料理人がそろっている。このステーキもうまかった。

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量は二人分はある。それで千円しないのだから、嬉しい。

 体はしんどいが、食事で助かっている。今日はのんびりして、後半戦・・

頑張ろう♪( ´θ`)ノ

ポカラ散策

昨日一日中のんびり過ごした。おかげで私の体調はよくなった。昨晩は呼吸が苦しくなく気持ちよく眠れた。

 疲れを取るために、全てのアクティビティをパス。午前中はダルバート料理を日本に帰ってからも食べれるように、調味料探し。ホテルの集まるレイクサイドではなく、ダウンタウンへ。

乗り方はわからなかったが、とりあえず乗って、適当に降りた。料金は額の少ない紙幣から順番に渡した。二人で三十円。周りの人も同じ紙幣で払っていたからぼられなていない。

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街の食料品店で店員に教えてもらいながら、塩と調味料を5種類ほど調達。これで家に帰ってもダルバートが食べれる。

 午後はレイクサイド周辺を散歩。途中、湖を見ながら優雅な食事。食べ物だけでなく、飲み物にラッシー発見。インド以来である。

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 食後、湖に浮かぶヒンズー教寺院をお参り。同じ船に乗った子供からガン見された。ポカンと口が開いていた。私の顔がよっぽど珍しかったようである。

 夕方は所持金がなくなってきたのでATMへ。大金を持ち歩くのが嫌だから、少しずつ下ろして使っている。一回の出金額、10000ルビー。約一万円。これでも私にとっては大金なので、カミさんと二人で分けて持っている。

暗くなってきたので夕食をと考えていると・・カミさんの調子が悪い。下痢である。かなり強烈のようでトイレの回数が半端でない。

今回の旅行は病み上がりということで、全ての食事はレストランで食べている。二人同じものを食べているから、原因は・・

思い当たるのは・・
ラッシーがあやしい・・

カミさんはトロピカルフルーツのラッシーを飲んだ。私はプレーンラッシー、普通のやつ。カミさんが珍しく美味しくないと残した。

カミさんが下痢になって、寝込んでしまったので、ポカラ最後の食事は部屋食。ホテルでパンケーキを作ってもらった。

さて、今、まだ夜が開けていない。カミさんは寝ている。今日はバスでカトマンズに移動。大丈夫かいな・・

 

ポカラからカトマンズへ

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今回の旅で最後まで迷った決断。ポカラからカトマンズに戻る方法。

飛行機にしようか・・
車をチャーターしようか・・
バスにしようか・・

その時の体調次第で考えることとした。

ポカラのホテルに戻って、私の体はかなり楽になった。そのため前日にバスの予約を入れた。そして、夜、カミさんの体調が悪くなった。

 心配であったが、朝、よくなったということでバス旅が始まった。

 噂で聞くすごい道のり・・

始まりはそれほどでもなかった。四国の山の中の道を走っている感じ・・

ただ、舗装状態が悪い。道が曲がりくねっているのにバスはスピードを落とさない。断崖絶壁の道を進んでいく。

 前半でカミさんはグロッキー。また痛みが戻った上に、車酔いで吐き気まで・・昼ごはんが付いていたのだが、食べたのは私だけであった。

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そして、走ること六時間。

あと少しでカトマンズというところまできた。しかし、この道のすこさはそこからだった。

渋滞・・
土埃・・
凸凹・・

 ジーブじゃないと走れないのではない道が続く。

カトマンズに入るにはこの道しかない。結局ついた時間は出発して八時間後。すごかった・・

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 しかし、道以外はよかった。バスのシートもよかったし、ランチも美味しかった。さらに途中に寄ったトイレも綺麗である。

 後は道路だけ・・

 日本人観光客減っていると聞いている。
原因はこの辺にありそうだ・・

 ヒマラヤ遊覧飛行

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 昨日は今回の旅行のメーンイベント。ヒマラヤ遊覧飛行である。飛行機に乗って、エベレストを見にいくツアーである。

山の気流は朝の方が安定しているということで、始発便を予約していた。

ホテルを出たのが5時半。道路が空いていたので、6時前には空港に到着した。

乗る手続きは普通の飛行機に乗るのと同じ。eチケットとパスポートをカウンターに見せるだけで手続き完了である。

しかし、ここはネパール。いい意味でも、悪い意味でもアバウトである。そのアバウトがいい方に転ぶと、いいことが起きる。例えば、昨日・・

どこがいい席か聞いていたのでリクエストをして見た。ちょっとずれたが、翼のちょっと後方のいい席。当然、二人とも窓側である。山を見にいくのに、通路側だとシャレにならない。

 そのチェックイン時に一悶着。並んでいたカウンターが別のカウンターに変更。当然、日本ならそのまま平行移動だが、やはりネパール。再度早い者勝ちとなった。早くから並んでいた意味なし・・

 さらに・・

十人以上のインド人団体客が一人代表でチェックイン。それも人波をかき分けて、窓口でねじ込んだ。順番もクソもない状態。まぁ、私もそれに怯まず別の窓口でチェックインして被害なし。色々ありますわ・・

 さて、搭乗手続きも終わり、後は搭乗を待つばかり。椅子に座って待っていると・・

やってきました・・日本人団体客。添乗員に連れられ登場です。それも数組。みなさんバッチつけてますからわかります。そのまま搭乗口へ。優先搭乗です。まぁ、席は決まっているからいいけど・・

この日の始発便は臨時便も出て、4便になっていた。同時に4機が離陸かい・・てなことないわな・・

そのうちの1便に案内されると、前半分はインド人団体客。後ろ半分は日本人団体客。その二つに挟まれるように一般客。一般客座席がベストポジション。

そして、全て窓側だけに着席。マウンテンフライトだけは通路側は使わないようである。

 そして、いざ出発・・

素晴らしいフライトであった。雲ひとつない空。そびえ立つヒマラヤの山々。

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しかし、見える方向は左か右である。行きは左側に山が見える。そして、帰りは右側。そうなると何がおころか・・

わがままな客の大移動である。

私の前の席は窓側も空いていたのだが、前方からインド人が移動してきた。右側に座っていたカミさんを移動させようと思っていたのに・・

図々しいものが勝つこの世の中・・
先に移動させておけばよかった。

その後もインド人観光客やりたい放題。

特に子供がひどい。乗務員から席に座れと言われても御構い無し。うろちょろ動き回る。最後は諦めたのか、注意すらしなくなった。

日本の団体のマナーはよくなってきたが、まだまだ他の国の団体客のマナーは悪い。旅は恥のかき捨てとばかりに・・

目立つのは中国人、韓国人。
そして、今回はインド人。
一度、インド人の団体と中国人の団体を対決させて見たいものだ。

 さて、マウンテンフライト、コックピットまで入らせてもらい大満足。

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いい写真がたくさん取れました。

 

 最終日

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今、カトマンズ空港。
時間は現地時間午後9時。広州行きの飛行機待ちである。ラウンジのソファーに座り、更新している。

 カトマンズ空港でプライオリティパスで使えるラウンジ 。今回の旅行はプライオリティパスが大活躍。乗り換えの広州でものんびりラウンジで休めた。ここ、カトマンズ空港のラウンジも狭いがそれなりに設備は揃っている。

食べ物の種類も多いし・・アルコール類も無料。ただ、ちょっと場所がわかりにくい。出国審査と手荷物検査の間にあり、案内はエグゼクティブラウンジの看板が頼り。店が並ぶ通路から階段で上に上がると入り口。

病気持ちにはこのようにゆっくりできる施設があると旅行は楽になる。
特にカトマンズ空港は施設がちょっと貧素なのでこのラウンジは助かりました。

それでも、元気な時ならいざ知らず、病気の身。そろそろ家でゆっくり休みたい気分になっている。

この旅では色々なことを試して見た。どれくらい旅行に耐えれる体に戻っているか・・

一日二万歩くらいは歩けた。アンナプルナを見るために頑張りました

 ポカラのトレッキングで坂道も歩けた

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バス旅もこなせた。

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たくさんの観光地も訪れることができた。

・・バクタプル

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・・パタン

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・・ボダナート

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・・スワヤンブナート

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ただ、やはり課題が残った。空気が悪いところではなかなか苦労した。排気ガス、土煙。咳が止まらなくなり大変であった。

夜はそのために熟睡できず。

カトマンズは呼吸器の病気もちには耐えられない街
しかし、頑張ればなんとかなる。

次の旅行をどうするか・・
帰ってから検査がある。
どうなることやら・・

 帰国

 足掛け十四時間。飛行機を乗り継いで家に着いた。

カトマンズから広州は離陸から着陸まで記憶がない。ランディングの音で目が覚めた。当然、機内食も食べていない。

広州の空港ではラウンジで寝ていた。

そして、広州から関空までの機内もほとんど記憶がない。一度起きた時、上海上空を飛んでいた。その後またすぐ寝た。

関空伊丹の連絡バスの中ですら寝ていた。

伊丹空港ではお腹が空いたのでカレー。ずっとカレー味で過ごしていたのに、カレーである。しかし、日本のカレーの味は優しい味。カレーを食べて、日本に帰ったと実感する。変な気分である。

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そして、腹が満たされたので、国内線もまた寝ていた。

ネパールから家まで、ほとんで寝ていたことになる。いかに睡眠不足だったか・・

旅行中は興奮状態だったのか、睡眠が浅かった。さらに、空気が汚いので咳が続いていた。

関空に着いて、空気の美味しさを感じた。空気が汚れているはずの空港ですらそう感じた。日本はありがたいところである。今晩は空気の綺麗なところでゆっくり寝かせてもらうことにする。

 

 エピローグ

 家にたどり着いて、すぐにカトマンズ空港墜落のニュースが飛び込んできた。ちょっと前にいた空港で起こった惨劇・・

1日帰国がずれていたら、しばらく足止めとなったであろう。

かすったというか・・
寒気がした。

入国、出国だけでなく、国内線、そしてマウンテンフライトでこの空港を使った。

帰国当日・・事故前日ですが、雷雨であった。
飛行機飛ぶんかいな・・という不安な気分で空港に行った。

この時期ネパールは乾期。旅行中は晴れが続いていた。最後の日に雷雨・・

大気が不安定になっていたのだろう。

カトマンズは高い山に囲まれた盆地にある。離発着は山をかすめる。着陸するときは、山の上の家がすぐそこに見える。その状態で風が強かったら、さぞかし着陸は難しいことであろう。

発展途上国への旅行はリスクを伴う。衛生面、治安だけでなく、移動の際も注意が必要である。飛行機だけでなく、バスもよく谷底に落ちる。

 怖がってばかりだと、旅はできない。